Brightest Melodyが好き

お久しぶりです。さめです。

今回はタイトル通り、Brightest Melodyという曲が好きなった理由を歌詞とともに書いていこうと思います。

 

映画を見るたび。曲を聞くたび。こみ上げてくるものがある。

そんな自分の気持ちと想いを整理しながら書いていきます。

 

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Ah! どこへ行っても忘れないよ
Brightest Melody

 サントラ「Brand-New Flying」から、青い色に変わった羽が舞い降りての出だしの歌詞です。

もうこれがこの曲のすべてなんじゃないかというくらいに強いメッセージです。

 

それぞれの道を歩み始める三年生。

三年生と二年生・一年生との別れ。

そして、月の携帯電話の向こう側で聞いている聖良、理亞の新たな旅立ち。

 

そんな未来を明るく照らすような力強い「Brightest Melody」という歌詞。

Aqoursの放つ最大の輝きがメロディとなり、この曲を聴いている色々な人の「これまで」と「これから」を光で満たしていく・・・。

 

そんな感覚になります。

 

いつまでもここにいたい
みんなの想いは きっとひとつだよ

 1番の出だしは3年生パートです。

 卒業して、スクールアイドルではなくなってしまい。

それぞれの道へ歩み始める三人にとって、「いつまでもここにいたい」という想いは

3年生3人の共通の願い。

ここの歌詞に、スクールアイドルとしての3年生3人の瞬間が詰め込まれているかと思うと目頭が熱くなります。

 

(ずっと歌おうみんなで!)

ここのコーラスは2年生ですね。

上記の3年生パートの切ない想いに対する返答のような感じがします。

それぞれの道へ歩んだって、会えなくたって、3年生という存在、「スクールアイドルAqours」としての3人の存在はずっと心の中に残っている。

それを劇場版で知ることができたから。

ダイヤ、鞠莉、果南の想いはずっと生き続けてているから、「ずっと歌おう」と言ってくれているのだと思います。

 

だけど先に道がある
いろんなミライ 次のトキメキへと

そして1年生パートです。

 1年生はミライを照らし、道を示してくれます。

それは2期や劇場版で見せてくれたルビィのリーダーシップだったり。

青空Jumping Heartの花丸の「光の向こうへ」というパートだったり。

リトルデーモンたちを常に気遣い、先導する善子の姿だったり。

劇場版の「原点回帰でもう一度」のシーンで2年生の先を走る3人だったり。

 

彼女たちがもつ、新しいAqoursを導いていく力の片鱗を見せてくれるような歌詞。

この歌詞はきっと、旅立つ3年生にも響いていることでしょう。。。

 

出会い・別れ
繰り返すってことが わかってきたんだ

 「出会い」が果南、「別れ」が鞠莉、「繰り返すってことが」がダイヤ、「わかってきんだ」が三年生のパート。

他の6人より1年多く生きてきて、より「出会い」と「別れ」を多く体験してきた三人。

そしてここで、それらが「繰り返す」ことがわかってきます。

 

これは、幼少のとき3人が遊んでいた「かくれんぼ」に通ずるところがあると思います。

隠れる→探すのプロセスが出会いと別れのプロセスに似ている。

隠れても、探しに行く。自分を探してくれる。

別れても、お互い会いたい気持ちがあればまた出会える。

 

それは、小さい頃に淡島で遊んだあの時と変わらないんですね。

少し、遊びの規模が大きくなっただけなのです。

「この空はつながってるよ」という鞠莉の言葉。

そして、空に一番近い「屋上」という場所で披露されるこの曲。

 

この空の下が、彼女たちの終わらないかくれんぼの大きな舞台なのだと感じました。

 

 でも笑顔でね また会おうと言ってみよう
ココロから、ね!

 「でも笑顔でね」が1、2年生、「また会おうと」が3年生、「言ってみよう」が1・2年生、「ココロから、ね!」が9人。

 

それでもやはり別れは辛いもの。

それを支えてくれるのがスクールアイドルを通して「出会った」2年生と1年生の存在。

素敵な「出会い」ほど、「別れ」のさみしさは増大するもの。

 

しかし、「また会える」となったら。そう約束したなら。

 

「別れ」は次なる「出会い」への希望に変わります。

その希望が、別れの辛さをかみしめた表情を笑顔に変える。

 

そしてその約束は、単なる口約束じゃない。

 

ココロから。

 

今までのすべてのことが詰まってるココロから。

そのココロ同士の約束を、今ままでのすべてのこと(Everything)が保証してくれているような感じがします。

 

キラキラひかる夢が 僕らの胸のなかで輝いてた
熱く大きな“キラキラ”

 1番サビ。

「輝くこと」、「輝き」を求めて走り続けた彼女たちがラブライブ!決勝延長戦で出会ったものは、「熱く大きなキラキラ」だった。

そしてそれは、もう彼女たちの胸の中で輝いていた。

 

今までのことがすべて詰まったココロの中で。

全てを強烈に照らすかのようなキラキラ。

 

さあ明日に向けて また始めたい
とびっきりの何か? 何かを!
それは…なんだろうね!? 楽しみなんだ

 そしてそんなキラキラは、彼女たちに新たな一歩を踏み出させてくれます。

ただ踏み出すだけじゃない。「とびっきりの何か」のために。

それが何かはわからないけど、楽しみと感じることができる。

それは今まで最高の瞬間をずっと紡いできたからなのだと思います。

 

そして、ここの歌詞はまるで青空Jumping heartの「どんなことがおこるのか わからないのも楽しみさ」という歌詞を髣髴させます。

 

だいじにねしたいんだ
みんな汗かいて がんばった日々を

 2番出だしは曜パート。

まさに曜らしい歌詞ですよね。

また、ライブの時に斉藤さんがよく言う「今日もいっぱい汗かくぞー!」という宣言もここの歌詞に表れていると思います。

 

(いっぱい練習したね!)

 2年生3人のパート。

Aqoursの始まりはこの3人。

結成したあの瞬間から、たくさんの練習をしてきたことでしょう。

そんな素敵な想い出を3人で改めて分かち合っているような感じがします。

 

やればできる できるんだと
描いたミライ それがイマになった

梨子のパート。

そんな頑張りや、きつい練習の最中に描いたミライ。

それが「イマ」という最高の瞬間に変わったことを実感します。

 

これが梨子にとっては、スクールアイドルの活動もそうですが「ピアノ」という観点でも言えると思います。

 

「どちらも成功させる」という強く描いたミライ。

それがこの瞬間に繋がった。

 

そんな梨子の想いが伝わってきそうです。

 

別れ・出会い
どちらが最初なのか わからないままだよ

 「別れ」が善子、「出会い」が花丸、「どちらが最初なのか」がルビィ、「わからないままだよ」が三年生のパート。

 

ここは1番の3年生パート「出会い 別れ~」との対比になっていますよね。

1番では「出会い 別れ」、2番では「別れ 出会い」。

まさに歌詞の通り、「どちらが最初なのか」わからなくなります。

 

「わかってきた」3年生、「わからないまま」の1年生。

そんな不安を抱く1年生に、次の歌詞で2・3年生の6人が手を差し伸べます。

 

でも気にしない また会えるね そう思うよ
ココロから、ね!

  「でも気にしない」が2、3年生、「また会えるね」が1年生、「そう思うよ」が2・3年生、「ココロから、ね!」が9人。

 

出会いと別れが繰り返すこと。それを理解した3年生。

ここでの1年生のパートから、「次は『別れ』の番が巡ってくること」への不安が感じ取れます。

1番の歌詞でも書きましたが、素敵な「出会い」ほど、「別れ」のさみしさは増大するもの。

 

1年生にとって、浦女に入学してからの1年はまさに出会いの連続だったと思います。

浦女との出会い。同級生との出会い。上級生との出会い。高校生となった新しい自分との出会い。

 

こんな素敵な出会いたちも、いつかは別れの時が来る。

 

でも、別れのあとは出会いがまた廻ってきます。だって「出会い」と「別れ」は繰り返すから。

 

「また会えるね」という1年生の小さい、淡い希望に2・3年生がココロから「そう思うよ」と同意してくれます。

 

そしてその願いは、「また会う」という9人のココロ同士の約束にと変わっていきます。

 

サラサラ流れる風 僕らを誘ってるの?
向かってみよう 立ちどまらない方がいいね

 2番サビ。

サラサラ流れる風。劇中で何度も出てきましたよね。

1期1話で千歌をUTX学園のモニタへ誘ったように。

「0」の紙を大空に舞いあげたように。

紙飛行機が風に乗って飛んで行ったように。

 

とりわけ、ラクーン屋上という遮蔽物がない場所ではその風を大きく感じたことでしょう。

そしてその風は、おそらく追い風。

彼女たちの背中を押すそれは、まるでAqours Shipという帆船を大海原へと連れていくような感じがします。

 

もう行かなくちゃってさ
キモチがせつない そのせつなさを抱きしめ

 立ち止まらない。彼女たちは次の夢へ向かって走り続けます。

行かなくちゃならないのです。

そうしなければ「別れ」の先の「出会い」にたどり着けないのです。

 

だから、この二度とない瞬間を大切にしたい。

そんな二つとない瞬間が過ぎ去る切なさ。

また「せつなさ」を「刹那(=きわめて短い時間)さ」と読みかえれば、

「その瞬間を抱きしめ」ともとれます。

 

いっしょにBrightest Melody

 はい。私の一番好きな歌詞です。

いっしょにBrightest Melody。尊い響きですよね。ほんとに。

 

この「Brightest Melody」とは、私は「ココロ同士の約束」だと思います。

つまり、「いっしょにBrightest Melody」とはAqours9人同士の、そしてAqoursと我々の「また会える」というココロ同士の約束。

 

Aqoursがどんな大きな舞台に立っても、どれだけ遠い場所でライブを行おうとも。

それでも我々に「いっしょにBrightest Melody」という歌詞で手を差し伸べてくれるのです。

だから、Aqoursは決して手の届かないような存在にはならない。

ずっと、いつもと変わらない距離でいてくれる。

 

差し伸べられた手を握り返したとき、そこにAqoursと我々の「Brightest Melody」が生まれるのだと、そう思っています。

 

(これで、Brightest Melody2番で手を差し伸べるような振り付けがあったらどうしよう・・・・)

 

輝いていたいんだ このまま進もう

 Cメロ。

出会いと別れを繰り返してたどり着いたこの場所で気づいた胸の中の輝き。

立ち止まらずに、進み続けた結果どんどんと大きくなっていったキラキラ。

その輝きをもっと大きなものにするために、彼女たちは歩みを進めます。

 

Ah! どこへ行っても忘れないよ
Brightest Melody
歌うたびに生まれ変わるみたいで

 3年生パート。

ここは6人の想いを再確認した3年生3人の宣言なのだと思います。

「どこへ行っても忘れない」というココロの約束。

 

Ah! いつまでもいたい
みんなの想いは きっとひとつだよ

もう言うことはありません。歌詞の通りです。

9人の、そして我々とAqoursとの想いがひとつになった瞬間。

ひとつであると感じ取ることができた瞬間。

 

きっと…

 千歌パート。史上最強の3文字です。

ここの「きっと」は希望や願いといった弱いものではありません。

「きっと」という言葉は繰り返すたびにその確実性を増していきます。

つまり、ここの「きっと」は彼女なりの確信なんだと思います。

 

9人の「きっとひとつだよ」からもう一度千歌が「きっと…」とつぶやくように歌いあげることによって、片手を胸の前でグーにするような、「思わず不意に本心から出た言葉」という印象を受けます。

 

よって、この歌詞は千歌の「ココロから」出た「また会える」という確信に近いキモチなんだと思います。

 

キラキラひかる夢が 僕らの胸のなかで輝いてた
熱く大きな“キラキラ”
さあ明日に向けて また始めたい
とびっきりの何か? 何かを!
それは…なんだろうね!?
あたらしい夢 あたらしい歌 つながってくんだ

 そしてラスサビ。

1番と同じところは割愛して。

 

新しい夢が生まれるから彼女たちは立ち止まらずに走り続けて。

彼女たちが走り続けるからこそ、そこに新しい歌が生まれていきます。

そして新しい歌が生まれた先に、新しい夢が待っている。

全ては繋がっている。永訣の別れになどならない。

 

終わりなんて、ありはしないのです。

 

だから、何度だってAqoursに会える。

新しい夢に出会える。

新しい曲に出会える。

 

Brightest Melodyという約束の旋律が、全てを紡いでくれるのです。

 

 

 

これが私が「Brightest Melody」という曲に対して思っていることです。

早く、みんなで聞きたくてウズウズしています。

 

現地の4万人余り、そしてLVを見ているみなさんの想いが一つなった瞬間。

世界最大級の「いっしょにBrightest Melody」を・・・。