虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第2話「Cutest♡ガール」感想
こんにちは。さめです。
今回はタイトル通り、
テレビアニメ
の感想を綴るシリーズです!
というわけで、今回は第2話「Cutest♡ガール」をみて思ったこと、考えたことをまとめてみました。
読んでいただけると幸いです!
- 1.冒頭
- 2.かすみの回想シーン
- 3.生徒会室のシーン
- 4.生徒会室外〜生徒会室乱入のシーン
- 5.部室前のシーン
- 6.食堂のシーン
- 7.野外ベンチのシーン
- 8.公園のシーン
- 9.ジョイポリス前
- 10.中須かすみの部屋のシーン
- 11.中庭のシーン
- 12.校舎の影のシーン
- 13.公園のシーン
1.冒頭
青空を飛ぶ1羽の鳥のシーンから始まる第二話。
「(世界で一番のワンダーランド。そんな場所に行けると、思っていたのに…)」
と、空を見上げるかすみ。
ここの空を飛ぶ鳥は、かすみの気持ちなのでしょうか。
彼女が夢に描いた「世界で一番のワンダーランド」。
それが、青空という手が届かない場所へと遠ざかってしまった…。
飛んでいる鳥は、そんな素敵な世界で大きな翼を広げている彼女自身の理想の姿なのかもしれません。
2.かすみの回想シーン
そしてシーンは過去の回想へ。
かすみとせつ菜。
2つの不器用で本気な青春はぶつかり合い、半ば仲違いのようになってしまったエピソードが明かされました。
5人とも陰で練習しているのは、単純に暑いだけでしょうか。
それとも、これから起こる廃部という暗い未来の暗示なのでしょうか…。
3.生徒会室のシーン
流れるように、次は中川菜々がいる生徒会室のシーンへ。
スクスタの生徒会室とは違い、校舎の「逆三角」の中にあるようですね。
この生徒会室を訪問する果林。
菜々「なんのご用です?ライフデザイン学科3年の朝香果林さん。」
いつものように、出会う生徒の所属学科・学年・フルネームを言う菜々。
彼女がどれだけ「生徒会長」を本気でやっているのかが窺えますね。
そして果林は菜々へ「優木せつ菜」について詰め寄ります。
このシーン、果林は「優木せつ菜」の存在を最初から疑っていたのでしょうか。
わざわざ生徒会室にきたのは最初から生徒名簿のためで、このタイミングで菜々に「探り」を入れていたのだとしたら、これは策士と言わざるを得ません。
(会話をしつつも横目で生徒名簿を確認する姿。本当に抜け目がないですね)
そしてこの行動力と推理力。
今果林を動かしているのは、単純に「優木せつ菜」の正体を知りたい、という好奇心もあると思いますが、一番は「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーのため」なのだと思います。
2話終盤に虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーと交流があったかのようなシーンが描かれますよね。
もしかしたら果林は、すでに「スクールアイドル」に対して興味を待っているのかもしれません。
果林の
「スクールアイドルに興味があって。」
というセリフは、状況から察するに「優木せつ菜の正体を探るために中川菜々に詰め寄るための言い訳」とも取れますが、実は果林の本心でもあると思うのです。
そして中川菜々のこのセリフ。
「同好会は、優木さんとの話し合いの結果、廃部となりました。」
「中川菜々と優木せつ菜は同一人物」と分かっている我々の視点から見ると、このセリフは自問自答なのだ、という印象を受けますよね。
「自分のせいで同好会が休止になった」という後ろめたい想いと、生徒会長としての立場や責任。
「スクールアイドルが大好きで、ファンに大好きな気持ちを届けたい」という優木せつ菜のアイデンティティ。
きっと彼女の心の中で、この2つの気持ちが対立して、悩みに悩んだのでしょう。
自問自答を繰り返した彼女の出した答え。
それが
1話のライブを以てスクールアイドル「優木せつ菜」のファイナルライブとし、
生徒会長としての「中川菜々」がその未練を残すまいと虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を廃部する。
という結論だったのかもしれません。
また、気になるシーンがここです。
猫を追いかけて中川菜々が生徒会室を出て行った後に映る、この意味深な校旗。
これ、かすみが掲げる旗との対比になっているのではないでしょうか。
つまり、「生徒会長 中川菜々」の旗としての校旗なのではないか、ということです。
この旗が何を意味しているのかは答えが出ていませんが、
かすみが可愛い溢れる世界で旗を掲げるように、中川菜々も「虹ヶ咲学園」という世界で「生徒会長」として掲げる大きな、大切な旗なのだと思います。
4.生徒会室外〜生徒会室乱入のシーン
そしてシーンは生徒会室外に潜んでいた中須かすみへとフォーカスが移ります。
かすみのサングラスが赤縁なのは、優木せつ菜のパーソナルカラーを暗示しているのでしょうか。
個人的には、ここのかすみの
「ウヒョ〜〜〜〜〜」
がめっちゃ好きです。
この浮かれかた。
素のかすみが出ているようでめちゃくちゃ好きです。
(マスクで口元が隠れているのが残念でなりません)
そしてこの混乱に乗じて、果林はこのときもう生徒名簿を持ち出していたわけでよね。
やっぱり抜かりないな…。
5.部室前のシーン
そしてシーンは部室前へ。
ここでくるのが「ワンダーフォーゲル部」。
スクスタのストーリーでも休止状態のとなった同好会の部室を使おうとしていましたよね。
そして、菜々の
というセリフから、中須かすみは普通科所属であることが判明します。
歩夢、侑も普通科ですから、虹ヶ咲学園は普通科に所属する生徒が一番多いのでしょうか。
また、気になるシーンがここです。
跪いてしまったかすみを見下ろす菜々。
このとき、菜々はかすみからネームプレートを取り上げなかったのでしょうか?
生徒会室のシーンのときも同様です。
もちろん、かすみがうまーく隠していて、菜々が持ち去られたことに気づいていない可能性もあります。
ですが、もし菜々がネームプレートを持ち去られていたことを知っていて、あえて取り返さなかったのだとしたら。
もしかしたら、菜々の中にある「優木せつ菜」が、中須かすみが新たな同好会を開くという可能性に賭けたからなのではないでしょうか。
生徒会長として、瓦解してしまった同好会を「一度」廃部とする。
そして、新たな志をもった誰かがスクールアイドル同好会を再びスタートさせる。
もしかしたら1話のCHASE!は、そんな希望をのせて歌われたのもしれません。
6.食堂のシーン
続いて、シーンはしずくとかすみのシーンへ。
イライラを全面に出すかすみ、それをなだめるしずく。
かすみの頭をなでるしずくが可愛いですよね・・・・。
このシーンで気になった箇所は2点あります。
まず1点目は、かすみの
「(せつ菜に相談)するわけないじゃん!」
というセリフで悲しい表情を見せるしずくのシーンです。
この表情。
単純にかすみがせつ菜を目の敵にしてるのが嫌なのでしょうか。
やはり、みんな仲良くライバルしてたあの頃に戻って欲しい気持ちがグッと表情に出たのだと思いました。
1話もそうでしたが、しずくはセリフが少ないわりに表情で語りかけてくるシーンが多いですよね。
そこから彼女の心情を読み解くのが何とも楽しい瞬間でもあります。
次に、かすみの妄想のこのシーン。
徹底抗戦の妄想で、なんとエマ、女の子なのに胡坐をかいてます。
何度も触れているように、これはかすみの妄想なのですが、
もしかしたらかすみはエマに、日本の文化を面白おかしく吹き込んでいたのかもしれませんね。
7.野外ベンチのシーン
そしてシーンは野外のベンチへ。
しずくが演劇部へ行ってしまい、さらに荒れ狂うかすみ。
「エマ先輩も彼方先輩も連絡とれないし…」
というセリフは、エマはスイスへ里帰り、近江彼方は猛勉強していた、というスクスタのストーリーを思い出させますよね。
そしてここを通り過ぎるのが歩夢と侑です。
なんの因果が、なんの運命か、なんの奇跡か。
パスケースが「スクールアイドル」への新たな道へと誘ったのか。
ここでかすみは侑&歩夢と互いに惹かれ合うように出会うわけです。
そしてこのシーン。」
1話ラストで歩夢が手渡したパスケースを、高咲侑はカバンにつけていますよね。
これ、カバンについているものはその人の「やりたいこと」の有無を指しているのではないでしょうか。
侑は歩夢にパスケースを渡されるまではカバンに何もついていませんでしたよね。
対して歩夢は、最初からピンク色のシュシュ?をつけています。
これ、「歩夢には心の中にやりたいことがあって、侑にはそれがなかった」と読み替えることができませんでしょうか。
そしてそんな侑も、歩夢の夢への一歩を目の当たりにして、「歩夢を応援する」というやりたいことが生まれる。
だからこそ、侑は「夢の掲示板」とも呼べるカバンに、歩夢から受け取ったパスケースをつけているのだと思います。
そして気になるのがこのセリフ。
侑「でも、スクールアイドルってどうやってなるんだろう?」
歩夢「う~ん。スクールっていうくらいだから、部に入らないとダメなんだろうけど…」
1話でこの2人はスクールアイドルのライブ映像を見た彼女たちですが、スクールアイドルになる方法までは細かく調べていなかったようです。
このシーンの後で、侑がかすみの自己紹介で
「スクールアイドルの自己紹介初めてみた」
というあたり、この二人はまだそこまでスクールアイドルに詳しくないことが窺えます。
これ、裏を返せば「何もないからこそなんでもできる」ということなのだと思います。
何もないからこそ、ここから彼女たちだけの物語を作っていける。
何にも囚われずに、彼女たちが自然と引き寄せ合って、いろいろなカラーの「大好き」を集めた同好会へと形を変えていく。
「ソロ活動が中心」という、ラブライブ!というコンテンツに新たな風を吹き込んだ彼女たちらしいシーンだと思いました。
また、個人的に好きなのがこのやり取り。
歩夢 「上原歩夢です。でも、同好会って廃部になったんじゃ…」
かすみ「諦めなければ同行会は永遠に続くのです!」
「諦めなければ同好会は永遠に続くのです!」
これ、シンプルながらめちゃくちゃいいセリフじゃないですか???
諦めずに、可能性を信じるかすみの姿。
「限られた時間」という宿命を背負った数多のスクールアイドルたちが願った「永遠」。
この一言にかすみのスクールアイドル観、さらにはラブライブ!が我々に伝えたいことがギュっと凝縮されているような気がして、すごく好きなセリフとなりました。
そして、「お近づきの印に」ともはやあたりまえのように出てくるコッペパン。
この世界では、もうアメやチョコくらいのスタンダードさを持っているのでしょうね・・・・。
「ちっちっちっ。そのパンはかすみんの手作りですよ!」
かすみのこのセリフから、コッペパンを手作りする設定はスクスタから引き継がれているようですね。
そして、この後のかすみのセリフから徐々に物語の核心へと触れていくことになります。
「かすみん、最強に可愛いスクールアイドル同好会にしてみせますから!」
このセリフに込められたかすみの考え方は、後々のシーンで「せつ菜が目指した同好会の中須かすみ版に過ぎなかった」ことが明かされますよね。
また、この時この言葉に対して歩夢は
「!? 可愛い…だったら、やろうかな…?」
と前向きに入部を検討し始めます。
一話で歩夢が
「ピンクとか、可愛い服だって、今でも大好きだし、着てみたいって思う!」
と赤裸々に話していたように、歩夢の中に「可愛い姿を見せたい」という願いは確かにあることがわかります。
だからこそ、このかすみの言葉に歩夢は惹かれたのでしょう。
ですが、ここから歩夢の中の「可愛い」という想いに自身が振り回されてしまうことになるとは・・・・。
また、ここでは侑がスクールアイドルにならない理由が明かされます。
侑「あっ!ちなみに私は、アイドル志望ってなわけじゃないんだ。」
かすみ「えぇ!?」
侑「歩夢を応援したくて!」
このセリフにすべてが詰まっていますよね。
つまり、現時点で高咲侑がスクールアイドルをやらない理由はそっくりそのままセリフの通り、「歩夢を応援したいから」ということが告げられます。
侑がここまで歩夢を応援することを第一にしているのは、この「やりたいこと」が侑だけのものではないからなのだと思います
1話で歩夢が
「私の夢を、一緒に見てくれる…?」
と言っていたように、歩夢は「侑に応援されながら」スクールアイドル活動を行うことを堂々と宣言します。
つまり、侑がスクールアイドルを始めてしまうと、この歩夢の想いを裏切ることになってしまう、という構図が浮かび上がってきます。
歩夢の想いに固執している、という表現は適切ではないかもしれませんが、歩夢の想いを守りたい、という侑の美しい友情をこのセリフが示しているように聞こえます。
8.公園のシーン
紆余曲折を経て、彼女たちは公園へたどり着きます。
ここで、スクールアイドル同好会のネームプレートに「かすみんの」と書いてしまうかすみ。
このネームプレートを見ても、やはり「せつ菜が目指した同好会の中須かすみ版になってしまった」ことがわかりますよね。
自分の理想は、誰かの理想に必ずしも重ならない。
当たり前のように聞こえますが、そこまでのリアリティに踏み込んだ第2話は、共感できるポイントがめちゃくちゃ多かったように思えます。
そして、かすみは得意げに噴水のフチに登ります。
まるでステージに立っているかのような構図ですよね。
かすみの中にある、「誰かに届けたい想い」の現れなのだと思います。
そして好きなシーンがこちら。
侑「なんで部員募集からなの?」
かすみ「人がいっぱいいたほうが、可愛いかすみんが引き立つからです。」
思わず「本気なんだね」と声をかけたくなるほど、自分を強く信じるその横顔。
この自信満々なかすみの姿が好きですね。
また、このシーンも好きです。
かすみの自己紹介から、ときめいた高咲侑がスマホをぶん投げるシーンですね。
まず自己紹介のシーン。
このシーンは、自分のスマホでフルスクリーンで見ると、まるで自分自身がかすみの自己紹介を撮影しているような、奇妙な没入感が味わえて好きですね。
そしてかすみの自己紹介を見てスマホをぶん投げる侑。
「トキメキに目がない」「すぐ夢中になってしまう」という侑の自然な姿が見ることができてお気に入りのシーンです。
次に歩夢の自己紹介シーンです。
ここで、歩夢がうまく自己紹介ができないのは下記の3点の理由からだと思います。
1.そもそもスクールアイドルとしての自己紹介をやったことがない
2.かすみの後でプレッシャーを感じている
3.スクールアイドルとして、誰に何を届けたいかが定まっていないから
そして、この3番目の理由をかすみは見抜いたのか、
「ファンのみんなを思い浮かべて」
とアドバイスを送ります。
ここの一連のやりとりが、「アイドル」としての根本を描いているように感じました。
「誰に何を伝えたいか」
つまり自身のアイドル像のコンセプトですよね。
これが明確となっていると、自分の中に揺るぎないアイドル像、想い、そして「こんなアイドルになりたい」という夢や目標が生まれてきます。
とてもかすみらしいアドバイスだなぁと感じました。
また、このシーンで高咲侑が懇願してもやらなかった「あゆぴょん」を中須かすみがやらせるあたり、かすみの熱意と歩夢の「可愛い」に惹かれる気持ちが共鳴したからこそ、なのだと思います。
9.ジョイポリス前
そしてシーンは夕暮れのジョイポリス前へ。
まず目につくのは、椅子の背もたれの上に腰掛ける高咲侑。
先程私は、公園のシーンで噴水の縁に立つかすみを「ステージに立つような」と揶揄しましたが、その観点はここでも適用できると思います。
ここが高咲侑のステージで、侑の言葉を受け取ったかすみは観客席で自身の「届けたいもの」について考える。
一方歩夢は、「可愛い」に囚われていてステージを見れていない。
そう考えると、このシーンはキャラの位置が今の状況を示す、非常に面白い構図に見えてきますよね。
ここで「可愛い」はアイドルの基本、と謳うかすみに対して、侑は
「でも、せつ菜ちゃんは可愛いっていうよりは、かっこいいって感じだったな。」
と告げます。
ここで高咲侑が示したこと。
それはやはりスクールアイドルの多様性、無限の可能性ですよね。
可愛いも、かっこいいも、他のいろいろな想いも全部スクールアイドルが受け止めてくれて、そのどれもが間違いじゃない。
まさに色々な想いが集うこのラブライブ!というコンテンツそのものですよね。
そして、この言葉を聞いたかすみは、せつ菜が自分が目指していたスクールアイドル像とは違うものを目指していたことに気がつきます。
そして、侑のこのセリフ。
「かすみちゃんもせつ菜ちゃんも、ファンに届けたいものがあるんだね」
このセリフ、遠回しに歩夢にも伝わってますよね。
さらに、このセリフに対してかすみは
「スクールアイドルにとって、応援してくれるみんなが一番大切なんですから!」
と応えます。
ここでかすみがスクールアイドルを語るのがめちゃくちゃいいですよね…!
おそらくずっとかすみはアイドルに憧れていたのでしょう。だからこそ、彼女が主語に「スクールアイドル」を使っても違和感はありませんし、逆に説得力がありますよね。
10.中須かすみの部屋のシーン
そして次はかすみの部屋のシーンへ。
ここで改めて回想が入ります。
「こんなの全然可愛くないです!熱いとかじゃなくって、かすみんは可愛い感じでやりたいんです!」
改めて、かすみがどれだけスクールアイドルについて考えてきたかが痛感させられますよね。
そして、それは優木せつ菜も同じだったこともわかります。
お互いに譲れないものがあって、自分の中に確固たるスクールアイドル像ができあがっていたからこそぶつかる不器用な青春。
ある意味2人は似たもの同士ですよね。
また、そのかすみの叫びを聞いたせつ菜のこの表情。
ハッと、何か気づいたこの顔は、きっとかすみの
このシーンと同じですよね。
せつ菜はあの時点で、気づいていたのだと思うのです。
かすみにも自分と同じように譲れないものがあって、自分はそれを押し付けていた…。
まるで、ナンバーワンのトキメキではなく、オンリーワンのトキメキがあることを教えてくれるようですね。
11.中庭のシーン
そしてシーンは中庭へ。
中須かすみが放ったはんぺんは、中庭で宮下愛と璃奈が世話をしていたことが分かります。
また、璃奈と愛がお世話している猫、「はんぺん」は2人の会話から飼う場所がないようです。
この居場所がないはんぺん。
中須かすみ、そしてスクールアイドル同好会の境遇に重なりませんでしょうか。
もしかしら、このはんぺん、同好会の部室ができたらそこで飼われるのかもしれません。
そして、侑のこのセリフ。
「様子おかしかったから」
よくかすみの様子を見ていたんだなぁと感心しますよね。
もしかしたら、この才能がスクールアイドル同好会を導くのかもしれません。
12.校舎の影のシーン
次のシーンは、校舎の陰に隠れてPVの練習をする歩夢のシーンですね。
「それはあなたの言葉なの?伝える相手のことを意識した方がいいわよ」
この果林のセリフは、先に示したとおりアイドルの根本に抵触していますよね。
初めて出会った歩夢にここまで的確なアドバイスができる果林。
通りがかりの第三者に伝わるほど、歩夢の自主練は「本当の自分の気持ち」がのっていなかったのでしょうか。
それとも、果林はコトの顛末を全て知っていたからこそ、この的を射るような助言ができたのでしょうか。
どちらにしろ、果林の立ち回りが今後気になるシーンとなりました。
13.公園のシーン
そして場面は海の見える公園のシーンへ。
冒頭はかすみがポツリ、ポツリと内心を話すシーンからです。
「かすみんには、一番大切にしたいものがあって…だから、スクールアイドルがやりたくて…それはきっと、みんなもそうなんですけど…」
かすみのこのセリフある「みんな」という言葉は、きっとこのカットに映っている各メンバーのことなのだと思います。
そして、このシーンに果林もいるということは、きっと彼女にも一番大切なことがあって、スクールアイドルをやってみたいという気持ちを心に秘めていることの表れなのではないでしょうか。
そして、次にこのやりとりです。
かすみ「けど、人にやりたいことを押し付けるのは嫌なんですよ。なのに、かすみん、歩夢先輩にそれをしちゃって…」
侑「う~ん。つまり、それぞれ、やりたいことが違ってたってことでしょ?それで喧嘩しちゃうのは、仕方ないと思うけどな。」
1話のせつ菜に会えなかった時を彷彿とさせる侑の「達観したような」返答は、
少し感情的になっていて暴走しかけていたかすみの心にフッと舞い降りたような印象を受けました。
誰々が悪いとか、そういった粗探しをするのではく、かといって誰々が正しいと断定もせず、「仕方ない」という言葉が出てくるのは、実に侑らしいですよね。
こんな想いから、「ソロ活動としての虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」が生まれてくると思うと、なんだかワクワクしてきますよね。
そして、かすみの悩みを侑が聞くこのシーン。
侑「ふふっ。悩んでるかすみんも可愛いよ!」
かすみ「///!?せんぱ?い!こんな時にからかわないでくださいよ!もぅ?!」
侑「からかってないよ?。」
侑は揶揄いではなく、本気でかすみのことを可愛いと思っているんですよね。
つまり、かすみは常に「可愛い」を身にまとえている、ということのことの表れなのだと思います。
そして、この観点が彼女のソロ曲の衣装に繋がるのかもしれません。
彼女はいつも、衣装という名の「可愛いという概念」を身に纏っているのだと…。
そして、歩夢のPV撮影のシーンへ移ります。
このPVには、ここまでの歩夢の全てが詰まっていますよね!
「自分の好きなこと、やりたいことを表現したくて、スクールアイドル同好会に入りました。」
1話のラスト。
「私、好きなの!ピンクとか、可愛い服だって、今でも大好きだし、着てみたいって思う!自分に素直になりたい!だから、見ててほしい。私は!スクールアイドル、やってみたい!」
この想いがここのセリフに込められているのでしょう。
「まだまだできないこともあるけど、一歩一歩頑張る私を見守ってくれたら嬉しいです。」
歩き出すような振りは、まさに「歩夢」という名前の通り、夢に向かって一歩一歩歩み続ける彼女のアイデンティティを表しているかのようです。
「よろしくね!えへっ♪」
そして最後にウサギ、もといあゆぴょんのポーズ。
歩夢と侑の幼い頃の思い出。
「可愛い」に対する憧憬。
かすみに叩き込まれた「可愛さ」。
それらが全て合わさった、歩夢の素直な心からでるこのポーズに、思わず涙してしまいそうです。
そして極め付けにその歩夢の姿を見た侑のセリフ。
侑「上手く言えないけどさ、自分なりの一番を、それぞれ叶えるやり方って、きっとあると思うんだよね。」
これこそが「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会だ!」と言わんばかりの力強い言葉ですよね。
かすみの言葉を借りれば、いろんな可愛いもかっこいいも一緒にいられる。共存できる。互いに切磋琢磨して、それぞれが目指す世界を探していける。
そこに彼女が夢見る☆ワンダーランド☆があるのかもしれません。
以上、ラブライブ!虹ヶ咲スクールアイドル同好会第2話「Cutest♡ガール」の感想でした。
長い記事、ここまで読んでくださりありがとうございました!
「いないはずのせつ菜と、どうやって廃部のやりとりが出来たのかしらね。教えてくれる?"優木せつ菜"さん。」
次回!大好きを叫ぶ!!