Aqours 6thライブのコンセプトについて考えてみた。

こんにちは。さめです。

 

さて、いよいよ

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~

が目前に迫ってきましたね!

 

ということで今回は、そんな来る6thライブについてのデザインとセトリについて少し考えてみました。

 

ご一読いただけるとと幸いです。

 

※1オタクの他愛ない妄想なので、温かい目で読んでいただけたら幸いです。

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1.ライブロゴから考える6th

まずはライブロゴから6thを考えていきます。

 

1.1.ロゴの形

まずはロゴの形から考えてみます。

パっと見ると下向きの五角形の形をしており、これは野球で使う「ホームベース」を連想させます。

 

今回の2会場、バンテリンドームナゴヤベルーナドームという2つのドームをめぐることから、野球で使用するホームベースに準えたデザインはベストマッチしていますよね。

 

また、「ホーム」ベースであることを考えると、Aqoursがずっと「ホーム」だと言っていたベルーナドーム(旧メットライフドーム)で再びAqoursに会えることに意義を見い出しているように感じます。

 

もうちょっと深く考えみましょう。

ホームベースは既知のごとく1塁、2塁、3塁と回ってまた帰ってくる場所になります。

 

前回のナンバリングライブである5thライブで凛とした姿でバッターボックスに立ったAqoursが「新しいAqours」という意味で「ホームラン」を打ち上げ、1塁へと全力で走っていく。

 

そして2塁、3塁といくつかのチェックポイントを回りつつ常に全力で走り続け、再び「帰るべき場所」であるホームベースに戻ってくる・・・。

 

こう考えるとホームベースって、「いつか飛び出す場所」であり「いつか帰る場所」でもあるんですね。

 

ちなみにこの観点は、Aqours5周年展示会の「街」のコーナーに記載されていました。

 

いつか飛び立つ場所。
いつか帰る場所。  - Aqours 5周年展示会『街』

 

このご時世で、いろいろなものが変わりました。

生活。景色。考え方・・・。

 

それでもAqoursは、走り出したランナーがホームベースに帰ってくるように、あの時と(いい意味)で同じ姿、変わらない姿で我々の目の前に帰ってきてくれる。

 

色んなものが変わっていくけれど、変わらないもの。 - Aqours 5周年展示会『街』

 

そんなメッセージを私はこの形から感じました。

 

1.2.「Rock'n'Roll」の位置

次にライブロゴ真ん中の「Rock'n'Roll」の位置について考えてみましょう。

 

ロゴの上半分に太陽、ロゴの下半分に、そして真ん中に「Rock'n'Roll」の文字があります。

 

太陽と海の間。

 

ここから連想されるものはそう、「水平線(境界線)」です。

 

これから水平線へと 想いをトキメキを - 未体験HORIZON

空と海の境界に語ろう - 心の羽よ君へ飛んでけ!

 

みやさんの記事に記載のとおり、Aqoursの楽曲は未体験HORIZON以降、「水平線」「境界線」という言葉がフィーチャーされているように感じます。

 

そしてロゴを改めてみていると、位置関係がこのようになっていることが分かります。

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まるで、「Rock'n'Roll TOUR」が空と海の境界線を描いているように見えますよね。

 

・・・じゃあAqoursが歌う水平線、境界線って何を表してるの?っていう話です。

 

その答えは、このライブの表題曲、KU-RU-KU-RU Cruller!で歌われています。

「空はつながってるよ 海もつながってるよ」

「重なった世界で 夢よまわれ」 - KU-RU-KU-RU Cruller!

 

境界線、水平線とは「つながる場所」「重なった世界」。

また、後述しますが海=過去・始まり、空=未来・ゴールと考えれば、空と海の境界線、水平線は前述のKU-RU-KU-RU Cruller!の歌詞に照らせば

 

「過去と未来がつながる場所」

「過去と未来が重なった世界」

 

と読み解くことができます。

 

いや結局境界線ってなんだよって話ですよね。

過去と未来がつながる場所。

それはつまり過去でも未来でもない時空。

 

つまり「今」という瞬間を指しているものだと思います。

 

数々のスクールアイドルたちが描いてきた「今」という刹那の時間。

 

海と空の境界に架かる「Rock'n'Roll」という言葉は、そんな「今」をかのロックンロールのように全力で楽しもうとする意気込みを感じます。

 

2.ライブタイトルから考える6th

次にライブタイトルから6thライブを考えていきましょう。

 

2.1.「OCEAN STAGE」と「SUNNY STAGE」

まずはAqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~の2つの開催箇所のコンセプトである「OCEAN STAGE」と「SUNNY STAGE」について考えてみます。

 

2.1.1.「sea」ではなく「ocean」

seaとoceanには以下のような違いがあるそうです。

 

sea・・・部分的、もしくは完全に陸地に囲まれている海を指す。oceanよりも狭い領域の海。

ocean・・・seaより広範囲の海洋を指す。

 

これはsmile smile ship Start!のPVからもイメージできますよね。

 

内浦がある駿河湾を抜ければ広大な太平洋が広がっているように、まだ見ぬ大海に漕ぎ出すAqours

 

あるいは「海洋」を「世界」という言葉に置き換えてもいいかもしれません。

 

大きな大きな世界へと旅立つ彼女たちの頼もしい姿がイメージできますよね。

 

2.1.2.「sunshine」ではなく「sunny」

個人的には一番引っかかったところが「SUNNY」という単語でした。

(英文法的にはsunnyが自然ですが)

 

作品タイトルが「ラブライブ!サンシャイン!!」であるのに、なぜ「SUNSHINE STAGE」ではないのか。

 

こちらも、それぞれ単語の意味を調べてみましょう。

 

sunny・・・日が照っている、晴れている、陽気なという時に使う形容詞

sunshine・・・日光、ひなたという意味の名詞

 

英語詳しくないのでアレですが、sunshineは太陽、太陽光そのもの。

sunnyはそんな太陽光がさしている状態。晴れの日。つまり「晴れ」という名の空模様を指しているような印象を受けます。

 

太陽が顔を見せている「空」「空模様」という感じですね。

 

イメージとしては君のこころは輝いてるかい?の以下の歌詞です。

「今日も太陽は照らしてる」

「今日も太陽に照らされてるよ」- 君のこころは輝いてるかい?

 

これが意味するところを考えると非常に難しいですが、太陽=輝きを放つものというところから、「SUNNY STAGE」は「変わらずに輝いている彼女たちの日々を歌うステージ」のような印象を受けます。

 

また、「晴れ舞台」ととらえても面白いですね。

 

次の項で「海」と「空」、それぞれの意味するところをもう少し掘り下げて考えていきます。

 

2.2.「海」について

「海」とは何か?

そんな哲学的な疑問は、すでにラブライブ公式がこのように表現していました。

 

海ははじまり。


いつでも見える。
うれしいときも、かなしいときも。

 

なにかをはじめる時、いつだってここだ。 - Aqours 5周年展示会『海』

 

1オタクの妄想よりめちゃくちゃ根拠がある見解ですね。

 

「海」とは始まり。

 

劇中でも様々な事柄の「始まり」のシーンで描かれてきましたよね。

 

その公式見解を当てはめると、「OCEAN STAGE」は「始まりのステージ」と読み替えることができます。

 

また、「始まり」である「海」から延びる「海路」「航路」は彼女達の「輝跡」だということが想像できますよね。

 

「海路は目に見えないって?そりゃそうだよ」 - smile smile ship Start!

 

smile smile ship Start!の上記の歌詞で歌われている通り、海路は目に見えません。

なぜならば海路は彼女達がこれまで積み上げてきた輝ける「過去」であるからです。

 

よって、海とは「始まりを包括するAqoursのこれまで、過去、輝跡が描かれる場所」という考え方ができます。

 

2.3.「空」について

次は「空」について考えてみましょう。

 

安直に、「これまで」・「輝跡」を形容する海に相反・対応するものと考えれば、それは「未来」となります。

 

それでは、この見解を劇中に照らして考えてみます。

 

①1期8話「くやしくないの?」

まずは1期8話「くやしくないの?」のラストシーンから。

 

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「何も見えてないんだって。先にあるものが何なのか。」 - 高海千歌

この先、つまり未来に何が起こるかわからないと嘆いた千歌に対応するように、空は青空の見えない曇りになっています。

 

そして梨子がこの言葉を口にしたとたん、雲がどいて青空と太陽が顔をのぞかせます。

「1を0にすることはできるかも」 - 桜内梨子

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これは

「全力でやったのに0だったという結果から、どんな未来を描いていいかわからない状態」→曇り

から

「0を1にできるかもしれないという可能性を夢・目標に変え、未来に描いた状態」→晴れ

というように「空=未来理論」を当てはめることができます。

 

②2期1話「ネクストステップ」

次に2期1話「ネクストステップ」のラストシーンから。

 

1期ラスト、MIRAI TICKETで敗れたAqoursが、もう一度ラブライブ!に出て奇跡を起こそうとする瞬間に、大空に太陽が昇り空を照らし始めます。

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このシーンも①と同じで、

Aqoursとして1つなり一つの色を描いたが、これからの未来をどうしようか定まっていない状態」→太陽なしの青空

から

「全員であがいて、再びラブライブ!に出て、奇跡を起こすという夢を未来に描いた状態」→太陽ありの青空

というように「空=未来理論」を当てはめることができます。

 

まさに2期OPの

未来をどうしようかな!? - 未来の僕らは知ってるよ

の歌詞の通りですね。

 

また、その直後の空に紙飛行機が飛んでいくシーン。

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この紙飛行機が、空という名の果てしない未来ゴールへと道標のように見えますね。

 

③劇場版ラブライブ!サンシャイン‼︎

劇場版の「空」のシーンで欠かせないのがBrightest Melodyのこのシーンです。

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ここで情景と重なってくるのが、「翌日(未来)の幕開け」としての朝陽と、「さあ明日に向けて また始めたい」というまだ見ぬ未来への果てしない希望です。

 

このように、いつも彼女たちの頭上に広がっていた空は「未来」である、という見方ができると考えられます。

2.4.KU-RU-KU-RUについて

次にメインタイトルである「KU-RU-KU-RU」という言葉について考えてみます。

 

ここでは単純に「回ることの擬音」として捉えてみます。

 

この単語は何を回しているのか。

 

それはAqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~のキービジュアルを見れば一目瞭然です。

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はい。

空と海ですよね。

 

今回のキービジュアルは点対象に作られています。

このキービジュアルを見て、皆さんは何を感じたでしょうか。

 

私は、

「空と海は似ている」「空と海はくりかえす」

そんな印象を受けました。

 

また、2.2項・2.3項の見解に寄せれば、「過去と未来は表裏一体」という考えにも至りました。

 

過去がなければ未来はない。

未来があるから過去がある。

 

そんな哲学めいたことまで考えてしまいます。

 

味方なんだ 空も この海も - 未来の僕らは知ってるよ

 

話の道からそれそうなので簡潔にまとめると、未来の僕らは知ってるよの歌詞のように、空と海が、過去と未来が今のAqoursを作っていて、どちらも同じくらい大切なものなんだよってことを表現しているのだと思います。

 

3.結論

3.1.ライブデザイン

ここまでの見解をもとに、今回のライブのテーマを改めてまとめてみます。

 

3.1.1.「OCEAN STAGE」

2.2項の予想から、OCEAN STAGEはAqoursの始まり、起点となった曲 + 未歌唱曲(KOKORO Magic “A to Z"以降の曲)を披露するのでは、と考えています。

 

例を挙げると

Ex1.君のこころは輝いてるかい?(Aqours始まりの曲)

Ex2.青空Jumping Heart(テレビアニメ1期OP)

Ex3.未熟DREAMERAqoursが初めて9人で歌った曲)

Ex4.想いよひとつになれMIRAI TICKETAqoursラブライブ初出場で披露した曲)

…などです。

 

また、境界線に触れている既存の曲としてきたら面白いのがこの曲です。

「船が夕焼けを渡るよ」
「それでも今日が終わり 次の日迎えたら」
「月が眠りをつれてくる」 - 空も心も晴れるから

(まあ単純に私が聴きたいだけってのもあります)

 

3.1.2.「SUNNY STAGE」

2.3項の予想から、SUNNY STAGEはAqoursのこれから、未来へ羽ばたく曲 + 未歌唱曲(KOKORO Magic “A to Z"以降の曲)を披露するのでは、と考えています。

 

例を挙げると

Ex1.未来の僕らは知ってるよ(「未来をどうしようかな!?」)

Ex2.Brightest Melody(「明日に向けてまた始めたい」)

Ex3.WATER BLUE NEW WORLD(「新しい場所 探す時が来たよ」)

Ex4.SKY JOURNEY(「すぐにここから次へと旅立つのだろう」)

Ex5.空も心も晴れるから(「明日は晴れ」)

…などです。

 

一概にはまとめられませんし、OCEAN STAGEで挙げた曲も未来をうたっている曲があります。逆もしかりです。

 

まあこの予想は1オタクの戯言だと思ってください。

3.2.その他期待していること

3.2.1.ライブのラスト

ここまでの見解を通して、自分の中で「ライブの最後に持ってくる曲は?」と考えた時に浮かんだのがこの曲でした。

 

「心の羽は自由 朝焼けを渡れば
 すぐに会える君と 会えるよすぐに
 空と海の境界の夜明け」 - 心の羽よ君へ飛んでけ!

 

ライブの最後として美しい「会えるよすぐに」という歌詞。

空、海、境界線という三要素を全て準えた「空と海の境界の夜明け」という歌詞。

 

特に後者は、夜が明ける=太陽が輝き出す→空も海も太陽によって輝き出すというようにもとれます。

 

海を。空を。

見える全てをキラキラな輝きに染め上げて、今回のライブを締め括る。

Aqoursと出会ったあの日から、全てが違って見え出したように…。

 

1オタクのただの希望ですが、この曲がラストだったら素晴らしいですよね…!

 

3.2.2.追加公演

ここまでの見解で、「太陽(空)」「海」「境界線」の3要素が今回のライブを作っていることを述べてきました。

 

海はOCEAN STAGE。

太陽(空)はSUNNY STAGE。

 

それぞれの要素をこうやって紐づけていくと、もう1つ要素である「境界線」は・・・?という話になります。

 

もちろん、2ステージ4公演で「境界線」を描くことは大いに考えられますし、それが今回のライブのコンセプトだと思っています。

 

ですがもし、そこに「境界線を描く第3のステージ」として「追加公演」という新たな希望を見出したらどうでしょう。

 

<<HORIZON STAGE>>

 

そんな言葉がふいに頭の中をよぎります。

1オタクの勝手な淡い期待ですが、そんな追加公演があったらアツいですよね…!

 

4.最後に

長々と書いてきましたが、一番期待することをここまで書いておりませんでした。

私が今回のライブ、そしてラブライブ!のライブに期待すること。

 

それは、

「このちっぽけな1オタクの予想(妄想)をひとまわりもふたまわりも裏切るような最高のライブを見せてくれること」

です。

 

ここまで予想記事を書いておいて、天邪鬼だと思われるかもしれません。

 

そこで、私の好きな名言を紹介します。

「あらかじめ未来が分かってしまうと人間はその救いのない未来に絶望して死んでしまう。人間が希望をもって生きていけるのは未来が分からないから」 - ギリシャ神話

 

ギリシャ神話の一節です。

「分からない」ことを肯定的に捉えている実に印象的な言葉ですよね。

 

そして、これと似たようなことを歌っているのが以下の歌詞です。

 

「どんなことが おこるのかわからない未来
 夢をつかまえに行くよ みんなとなら
 説明はできないけど
 だいじょうぶさ!まっしぐら!」 - 青空Jumping Heart

 

5大ドームツアーが中止となり、そのリベンジをかけた今回のライブだからこそ、この歌詞がすごく刺さります。

 

いつだってAqoursは、まだ見えぬ未来に臆することなく、希望と情熱を持って突き進む勇気をみせてくれましたよね。

 

この姿勢は、ライブにも現れていると思います。

だからこそ、誰もが予想できなかった素晴らしいライブを毎回魅せてくれますよね。

 

「この9人ならどこまでもいける。どんな夢だって叶えていける。」

 

そんなAqoursの強さを改めて味わうことができたらいいな、という希望をこめて、この記事を締めくくりたいと思います。

 

また、この記事を読んで、少しでも6thライブが楽しみになってくれたら幸いです。

 

以上、最後まで読んでくださりありがとうございました! 

 

5.参考記事

文中に何度も出てきましたが、本記事を執筆するにあたり、みやさんの以下の記事を参考(ほぼパクり)に書かせていただきました。

s-b-m-miya1911.hatenablog.com